カラーリングについて blog Tanabe
こんにちは、田辺です!!
先週アシスタントの佐久間の髪をカラーリングしました。
1.5ヶ月くらいのペースでカラーをしてるので僕の携帯に佐久間の頭の写真がいっぱいです。笑
せっかくなので、その写真を利用したいと思います。
まず、Before。
イルミナカラーの新色トワイライトのサンプルでパープル系に。
After。
Beforeの状態が金髪なのでよりビビットに色が入っています 。
今回は、どうして明るい髪にキレイな色が入るかを長々理論的にカラーリングについて説明しようと思います。
まず黒髪は、いろいろな色が混ざって黒になっています。
髪を明かるくする場合、
はじめに青系が抜け、赤系が抜け、黄色系が抜け、白になります。
写真の毛束の横の数字がレベルと言われるもので低いと暗くて高いと明るいです。
1レベルでは黒なので青系、赤系、黄色系がしっかり入っています。
6レベルくらいで青系が少なくなるので少し明るく見えてきます。
10レベルくらいで青系がほぼなくなり、赤系と黄色系がのこるので混ぜたようなオレンジ系に見えます。6レベルくらいから赤系が強いこげ茶色っぽいオレンジ系ですが明るくなると赤系も少なくなり黄色みの強いオレンジ系になります。
14レベルまでが通常のカラー剤で明るくなるレベルです。状態によって14レベルのカラー剤でも14レベルまで明るくならない場合や逆に明るくなる場合もあります。
ここまでくると赤系がだいぶ少なくなってきてだんだんと黄色っぽくなります。
15レベル以上はブリーチ(脱色剤)で明るくします。回数も1回だけでは20レベル(白)にはならないので2,3回ブリーチが必要です。
これを頭にいれつつ
カラー剤には明るさだけでなく、色の種類もあります。
細かい番号が明るさと色番です
例えば7−10は7レベルのアッシュになります。
円の外側の色が薄いのは明るいので色素の量が少ないからです。
また円の反対側同士が補色の関係になります。(例えば黄色の補色が紫になります。紫の補色が黄色になります)
そして髪の毛で色を表現する場合、状態によってはアッシュ系にしたいから7−10を使えばいい訳ではありません。
理由は髪の毛が白じゃないからです。(白髪の場合は条件が違うのでここでは例外です)
そこで、上のレベルの話につながります。
7レベルのアッシュ系にしたい場合にそのまんまの希望色のカラー剤を使う事もありますが
上の話から7レベルだと赤味が残っているので円の反対側の補色である緑系を混ぜることで
赤味を抑えつつアッシュを出すことが多いです。
なので時間がたって退色すると赤味のあるブラウンになりやすいです。
美容師って意外と頭使ってますよね?笑
スタートに戻ってアシスタントの佐久間の髪は16、17レベルなのでほぼ色味がない状態なので
希望の色味がキレイに出せるのです!!
ただし弱点があって、ブリーチした髪や14レベル以上だと色持ちが良くないんです。1週間もすれば抜けます。
なのでもう1回色が抜けきる前にカラーしてあげようと思いながらブログを書きました。
もちろん、ブリーチなどをしなくても補色を使うことでキレイなカラーになるので希望の色があればぜひお任せください^ ^
長々とわかりづらくてすみませんでした。
これからは、もっと文章力を鍛えたいと思います。
田辺智哉
この記事を書いた人
- 丁寧な技術をベースに細かい要望の多い前髪カットが得意です!手入れのしやすいショートやボブのお客様も多いです!!また薬剤やヘアケアの知識が豊富でお客様にとって最適なご提案をさせて頂きます!気になる事は、何でもご質問ご相談ください☆初めてのお客様も大歓迎しております!!ぜひご指名下さい♪